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精肉店しばた

11月15日、上田市の街かどにある、昔ながらのお肉屋さんに興味を持ちました。
古風な店構えと、おいしそうなお肉に惹かれたので、お経営者である柴田さん、63才に取材させていただきました。

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精肉店しばた

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こちらのお店の名前は「しばた」といいます。創業から63年続いているお店です。現在の経営者の方は二代目にあたり、兄弟二人で経営していて、創業者はお二人のお父さんに当たる方だそうです。

お店ができた経緯についてですが、創業者であるお父さんが、お肉好きでお肉屋さんを始めたそうです。

地産地消へのこだわり

しばたさんのおすすめを伺いました。

お店の自慢は鶏肉を除いたすべてのお肉が国産ということです。こだわりについて聞いてみると、やはり国産のお肉にこだわっていて、できるだけ県内で、かつ地元・上田を中心に、近いところからお肉を仕入れるようにしているそうです。その理由としては、「地球にやさしいから」というお話をうかがいました。

現在、スーパーなどに行くと、県外や海外などのいろいろな所からお肉は取り寄せられて販売されています。しかし、いろいろなところから仕入れるお肉にはガソリンを消費し、排気ガスなどを排出するため、地球に優しくないと「しばた」さんはよくないと考えているそうです。

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そのため、なるべく遠くのお肉は使わないようにしていて、かつ地産地消にこだわって、いいお肉を提供しているそうです。

こうした思いやりや地域の質に自信を持っていることから、地域周辺で仕入れ、販売している国産のお肉が、「しばた」さんのおすすめだそうです。

お店のあり方

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お店に来られたお客さんに、「しばた」さんの良さをうかがわせていただきました。お店の雰囲気がいい、「こうして食べたらいい」と丁寧に細かく食べ方を教えてくれること、接客態度の良さなどをあげてくださいました。

「昔から使っているのでこのお店を信頼している」ということです。こうした丁寧な接客がお客さんへの信頼に繋がり、お店を経営していく基盤となっているんだなと考えました。

そんな精肉店「しばた」をこれからどうしていきたいか、という質問をさせていただきました。これからも自分たちがやっている国産へのこだわりを大事にして、自分の代で続けていきたいと考えているそうです。

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しかし、今の代から先に続けようとは考えていないそうです、それと、お仕事にいろいろと大変なことがあるらしく、この先に同じ苦労をさせたくないないので、お子さんにお店を継がせようとは考えていないそうです。僕としては個性的で素晴らしいお店だと思うので苦労もあると思いますが、ぜひ続けて欲しいと思っているのでとても残念だと思いました。

また、ちょっと変わった意見がうかがえました。インタビューが終わり、これから書いていく記事の概要を説明している時に、「あんまり売れると困るから有名にしないで」とおっしゃったことです。

僕は、この話を聞いた時は、耳を疑いました。商売をしている方が「売れたら困る」と言っているのを初めて聞いたからです。どういって経緯でおっしゃったのかを尋ねてみると、このように話してくださいました。

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「最近はただ売れればいいと思っている人が多すぎる、たくさん売れるのはいいことだけど、そうすることで今までずっと使ってきてくれた昔からのお客さんに迷惑をかけてしまう。仕入れる側の私たちも、そうした(昔からの)お客さんを優先的に考えていて大事にいたいと考えている。

そうしたお客さんを中心として、仕入れる量が決まっているから大量に売れてしまうと、運んでくれる人、生産してくれる人へ迷惑がかかってしまう、すべてのバランスが狂ってしまうんだよ。」という意見をうかがいました。

まさに地産地消にこだわり、地元の農家などの生産者、売り手、周辺に住む消費者への意識を考え、地域の人全体のバランスを考えた、改めて素晴らしいお店だと感じさせられました。

この記事を書いたひと

100kobayashijyun
小林潤
長野大学
環境ツーリズム学部1年(相川ゼミ)

感想・コメント

今までも上田には何度もおとずれたことはあったが今回のプロジェクトを通して違った視点から上田を見るということができた、記事については取材先の協力もありいいものが書けたと思う。

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