ユキノシタLab. from UEDA NAGANO

猫グッズの店 あいざわ

上田市中央の横町の信号機のそばに、木彫りの猫が目印の古風な建物がある。
元は酒屋であったその建物を新たに猫グッズのお店としてオープンさせたのは、相澤美智子さんだ。

DSC_0947

猫グッズの店あいざわとは

2012年11月15日、上田市中央に猫グッズの店がオープンした。

元は相澤商店という酒屋であったというその建物は、昭和の古き良き時代を思い起こさせる。店内には猫をモチーフとした雑貨が、窓から差す光に照らされて並ぶ。

DSC_0948 DSC_0966

開店と建物

650DSC_0927

昭和初期から相澤商店という酒屋を経営してきたが、18年前、道路拡張のために辺り一帯は立ち退きを迫られた。しかし「こんなにも良い建物を壊してはもったいない。」という思いから、建物を壊さずに移動させる「曳家」によって家の位置を後退させたが、同時に経営が傾いていた酒屋はたたむこととなった。

その後も紆余曲折あり、使われていなかった酒屋の建物で何かしようと考えた相澤さんは、「この建物に合うものは何だろう。」と考えた時、大好きな猫がこの建物に合うと確信した。そして2012年11月15日、猫をモチーフとした雑貨店をオープンした。

手作りの猫たち

DSC_0971 DSC_1003

店内にはタオルや傘といった生活雑貨以外にも、ストラップや置物といったものも、たくさん並んでいる。

店内には仕入れたものだけではなく、相澤さんの手作りの絵や人形もある。樹脂粘土で作られた人形からは、粘土特有のぬくもりが感じられる。

店先のウィンドウに飾られているのは、上田市ゆかりの戦国武将である真田幸村をはじめとする「真田十勇士」をモチーフとした猫の人形である。2016年の大河ドラマが真田幸村公の生涯を描く「真田丸」に決定したこともあり、相澤さんが制作したものだ。

相澤さんは「真田丸で上田市が注目され、上田市に訪れる人が増えてほしい。まち全体で盛り上げていきたい。」と語った。

憩いとしてのあいざわ

650DSC_0965

あいざわに訪れる人々には、商品を買うことを目的とせず、相澤さんとお話をしたり、休憩したりするために訪れる人々も多い。

おすすめは、まさに「このお店でお話をしたり、休憩をしたりすること。」と相澤さんは語る。店内はゆったりと時が流れている。落ち着いた雰囲気は実家に近い感覚に浸れることだろう。そんな店内に癒されてみるのはいかがだろうか。

「マロ」の存在

相澤さんは昔、マロという雄猫を飼っていた。マロとの出会いは14年ほど前にさかのぼる。相澤さんの娘さんが神社の境内で拾ったのだ。マロは白猫で「オッドアイ」という左右で瞳の色が異なる珍しい猫であった。オッドアイの猫は古くから縁起が良いものとして珍重されてきた歴史がある。

「マロは幸せを一気にもってきてくれた。」と相澤さんは語る。しかし、マロとの生活はそう長くは続かなかった。マロを飼い始めてから5年が経った時、店の前で車にはねられ、突如として天国へと旅立ってしまったのだ。それから数年間は毎日泣いていたと語る。

DSC_0971 DSC_1003

相澤さんにとってマロは特別な存在である。店内にはマロの絵が描かれた暖簾が飾られている。これはお店を開店するにあたって真っ先に「お店と言えば暖簾」と考えた相澤さんが、布を買ってきてマロの絵を描いたのだ。

まさにこの猫グッズの店あいざわは、マロが描かれた暖簾から始まったのだ。

Information
猫グッズの店 あいざわ
長野県上田市中央2-20-2
tel:0268-25-5202
営業時間:10:00~18:30
定休日:火曜日

この記事を書いたひと

100kashiwabara
柏原美佐
長野大学
環境ツーリズム学部1年(相川ゼミ)

感想・コメント

猫グッズの店「あいざわ」には、猫が好きな方にはもちろん、是非多くの方に訪れていただきたいと思います。店主の相澤さんとお話をしたり、猫の魅力や心地の良い空間を感じたりしていただける、オススメのお店です。

トップへもどる

このエントリーをはてなブックマークに追加